MAINTENANCE

In a stationオリジナルの家具は日本国内の工場で熟練した職人さんの手によって丁寧に心を込めて製作をしてます。それらがお客様の手に渡り、世代を超えて残っていくことを心がけてます。
その為には家具が各々の環境において経年変化ををしていく過程で、その家具に適したメンテナンスが必要となります。

WOOD_木について

In a Stationの家具はテーブルや椅子などの多くの部材で無垢材を使用してます。
木材は自然のものなので木目や色合いが全く同じものは一つとしてありませんが、家具として使用すると生活環境や使用方法によって色味が変化したり表面に付く傷やシミなどで更に独自の個性が出てきて愛着あるものとなります。
木は動物と同じで呼吸をしてます。夏場の湿度が高い時期には湿気を取り込み、乾燥時にはそれを放出するという調湿機能を持ってます。その木の持つ特性を最大限に生かすように、塗装は自然の植物油と植物ワックスをベースにした有害な化学物質やシンナーを含まないオイルで仕上げをしてます。
オイル仕上は木の内部にオイルを染み込ませて汚れや水分から木肌を保護する塗装方法です。ウレタンやラッカー塗装のように木材の表面を樹脂コーティングをして木の呼吸を妨げることがなく木の温もりを直に感じることができます。

※使用上の注意
日常のお手入れは柔らかい布巾での乾拭きもしくは水で濡らした布巾を固く絞って行なってください。
オイル仕上の家具は耐水性・耐熱性においてはウレタンやラッカー塗装に劣りますので、飲み物の入ったコップや加熱した鍋などを直に木の上に載せると輪染みの原因となりますので避けてください。また木肌は歳を重ねると人の肌同様に乾燥しますので1年に1~2回程度[メンテナンス用オイル]で定期的に保湿をすることで、乾燥から艶を取り戻し木材の割れや反りといった問題を防ぎます。

Fabric & Leather_生地と革について

ソファや椅子に張られている生地や革は日々身体に触れますので、その分汚れやすく定期的にお手入れが必要になります。

[生地のメンテナンス]
・Step 1_窓を開けて換気を良くしてからクッションの表面を軽くたたき、掃除機でホコリを吸い取ってください。
・Step 2_生地に汚れやシミがついてしまった場合は、水分を十分に吸い取った後に[布張り専用クリーナー](もしくは中性洗剤)を使用してください。
・Step 3_クリーナーを汚れに直接スプレーで吹き付けるか、一度ウエスに含ませて汚れの表面をたたいて汚れによく浸透させます。
・Step 4_柔らかいスポンジや歯ブラシなどで汚れを軽くこすり、乾いたタオルで浮いてきた汚れを吸い取ります。
・Step 5_水を含ませたスポンジやウエスで汚れていた部分を軽くぬぐい、乾いた布で水分をしっかりと吸収させてから乾燥をさせて叩くように汚れを取り除いてください。

※ご使用上の注意
汚れた箇所を強い力でこすったりしますと、逆に汚れが広がってしまったり、生地によっては色が落ちる場合がありますのでお気をつけください

[革のメンテナンス]
In a Stationのソファや椅子に使用している革は、植物性タンニンで鞣してオイルをたっぷり含んでますので長い間使用していくと深みのある光沢が出てきます。
普段のお手入れについては、柔らかいウエスで乾拭きをしてください。

※ご使用上の注意
・オイル仕上げですので、強く擦ると色落ちをして色が衣類に移る場合がございます。
・直射日光の当たる場所でのご使用はお控えください。日焼けによる変色の原因となります。
・換気の悪い場所や高温多湿の環境ですとカビが発生する場合があります。

Repair & Reupholstery_修理と張り替え

In a Stationのオリジナル家具/特注品の保証期間は納品日より1年間とさせていただいてますが、保証期間を過ぎてから家具の破損やファブリックの傷や汚れが目立ち修理や張り替えが必要な場合は有償にて承っております。

[修理について]
長いあいだ家具を使用してますと不注意で付いてしまう傷や汚れ、空間の急激な空調の変化などによる木部の収縮による割れや破損など、気になる箇所が色々と出てくるものです。特に人の体重を預かる椅子や、ソファ、ダイニングテーブルなどは木部の痩せによるグラ付きやネジの緩みなどが生じることもあります。違和感を感じたらすぐに弊社までご連絡ください。末永くお使い頂くために対応策を早急に提案させていただきます。

[張り替えについて]
ソファや椅子に使用されている生地の磨耗による耐用年数は約7年、革で約10年が目安とされてます。
また内部に使用されているクッション材(ウレタン)は10年近く使用していると最初よりもかなりヘタリが出てきて坐り心地が悪くなります。
弊社ではソファや椅子は早くて7年、長くとも10年毎に生地やウレタンを交換することをおすすめをしています。